キャセイパシフィック航空ファーストクラス搭乗記/CX549羽田〜香港
キャセイパシフィック航空ファーストクラス搭乗記
3度目のファーストクラスはキャセイパシフィック航空
Cathay Pacific Lounge(キャセイパシフィック・ラウンジ)でのんびりとくつろいでいたら,あっという間に搭乗する時間となりました。

Cathay Pacific, Boeing 777-300ER
(CX549, HND)
今回利用したのは,Cathy Pacific(CX;キャセイパシフィック航空)の羽田発香港行きCX549便のファーストクラス。機材はBoeing777-300ERです。
本来ならBoeing747-400が就航しているうちにキャセイパシフィック航空のファーストクラスを試してみたかったのですが,ジャンボ“旅客機”としては2016年10月1日の羽田発香港行をもって退役してしまいました。
それでも,ANA FIRST SQUARE, JAL SUITEに引き続き,3年連続となるファーストクラス搭乗に止まらぬワクワク感。ファーストクラス搭乗前のこの高揚感って独特です。
CX549(HND~HKG)フライトデータ(予定)
搭乗記に移る前に,まずは今回のフライト情報をご紹介しておきます。
航空会社 | Cathay Pacific(キャセイパシフィック航空;CX) |
---|---|
便 名 | CX549 |
機 材 | Boeing777-300ER |
出発地 | 羽田国際空港(HND) |
到着地 | 香港国際空港(HKG) |
出発予定時刻 | 16:10 |
到着予定時刻 | 20:30 |
フライト時間 | 05:20 |
香港まではわずか5時間20分のフライト。エコノミーでも問題ない距離をファーストクラスで移動するなんて最高の贅沢です。
ちなみに今回のチケットは,British Airways(BA;ブリティッシュエアウェイズ)のAvios(マイル)で発券しました。詳しくは下記記事を参考までに。
CXファーストクラスのシート
座席は窓側の1K。
全275席のうち,わずか6席だけのファーストクラス。専有するスペースとしては,エコノミークラス9席分に相当する程の広々とした贅沢な空間です。
ソフトレザー&ファブリック製のシートは,豪奢過ぎず快適そのもの。小柄な人だったら2人くらいは並んで座れそうな横幅があります。
対面のオットマンも含めると3人は座れますね。
ところで,CXのファーストクラスシートというとこの写真のイメージが強く,ANAやJALに比べて少し狭いんじゃないかと思ってましたが,全くの勘違いでした。
よく考えたら,同じくBoeing777-300ERで運用されているANA&JALのファーストクラスが1-2-1で配列されているのに対し,CXは1-1-1のアブレストですからね。
シートポジションはタッチスクリーン式コントローラーで好みのポジションに調節可能。マッサージ機能だって附属しています。
着席後,シャンパンのサービス。離陸前の優雅なひと時です。
香港に向けてテイクオフ
16:00にドアクローズ,地上滑走を開始したCX549便。
そして16:22。香港に向けて羽田のD滑走路からテイクオフしたのでした。
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ファーストクラスのお食事&サービス
機内食&ドリンクメニュー
機内食&ドリンクのメニュー。しっかり吟味吟味。

洋食メニュー
メニューは英語と中国語表記のみで日本語のものはありません。

和食メニュー
こちらはKaiseki Styleの和食。

ワインリスト
ワインリスト。
Champagne
TAITTINGER COMTES DE CHAMPAGNE BLANC DE BLANCS 2006
White Wines
LOUIS LATOUR PULIGNY-MONTRACHET 1ER CRU "SOUS LE PUITS" 2015
MATUA LANDS & LEGENDS SAUVIGNON BLANC 2016
Red Wines
CASTELLO FONTERUTOLI CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE DOCG 2013
WOOING TREE PINOT NOIR 2013
CHATEAU BRANAIRE-DUCRU SAINT JULIEN 2006
Dessert Wine
LIEUTENANT DE SIGALAS SAUTERNES 2009
短距離路線とは言え,ファーストクラスに相応しい品揃えだと思います。
お食事は洋食をチョイス
いくら日本発とは言え,海外エアラインなので迷わず洋食の方を選びました。
STARTERS
Marinated prawns and dried bean curd salad
Cauliflower cream soup
MAIN COURSES
Roasted lamb rack, caramelised pearl onion, sauteed vegetables
potato gratin and red wine sauce
Steamed sea bass, wood ear mushroom, preserved vegetables
pak choy and steamed jasmine rice
Spinach and ricotta sacchettoni, yellow zucchine
and tomato concasse
CHEESE AND DESSERTS
Bleu d'Auvergne, Taleggio, Somerset Brie
Fresh seasonal fruit
Passion fruit pavlova
Chocolate mousse with cookies and cream
BREAD BASKET
Assorted bread and butter
Freshly brewed coffee
and
a selection of tea
前菜,スープから始まって,メインは3種類から選べます。食後にはチーズや季節のフルーツ,デザートまで付くという立派な代物。

Marinated prawns and dried bean curd salad
まずは前菜として「海老のマリネ 湯葉とクレソンのサラダ」がサービスされました。
シャンパンは既に3杯もいただいたので,白ワインを合わせることに。

LOUIS LATOUR PULIGNY-MONTRACHET 1ER CRU "SOUS LE PUITS" 2015
銘柄は,ルイ・ラトゥール ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ “スー・ル・ピュイ”。
まさに至福のひと時であります。ただ,ワインの美味しさに比して,前菜のお味がイマイチだったのがちょっと残念ですかね。
スープはパス。メインのお肉を前に,赤ワインを所望しました。

CHATEAU BRANAIRE-DUCRU SAINT JULIEN 2006
赤は,シャトー・ブラネール・デュクリュ 2006。
これまた至福のひと時~(#^^#)

Roasted lamb rack, caramelised pearl onion, sauteed vegetables
potato gratin and red wine sauce
メインは「ラムラックのロースト赤ワインソース 野菜のソテーとポテトグラタンを添えて」をいただきました。
Well-done 過ぎて肉汁もへったくれもなさそうな見た目ですが,その割にはラムの味がしっかりとしていて意外と美味しかったです。

Hong Kong style milk tea
仕上げに香港式ミルクティーなるものをいただいてみました。甘い。。。
甘いものは全く要らない人なので,これにてお食事は終了です。
あっという間に香港に到着
くつろぎの爆睡
食後はシートをフルフラットポジションにしてひと休み・・・zzz。

Outside Cameraの着陸の瞬間の映像
そしたらあっという間に香港國際機場(Hong Kong International Airport;香港国際空港)に着陸してしまいました。早っ!
フライトログ
搭乗開始時間 | 15:40 |
---|---|
ドアクローズ | 16:00 |
離陸時間 | 16:22 |
着陸時間 | 20:22 |
降機時間 | 20:30 |
搭乗時間 | 05:30(ドアクローズ~ドアオープン) |
まとめ
てなわけで,あっという間の5時間でした。
実は香港に行くのは今年2回目で,前回(3月)はANAのエコノミークラス利用だったのですが,その時は深夜便だったのと全くイケてないシートのせいで寝不足極まりなく,距離の割には非常に疲れ果てた記憶があるので,それに比べると今回の快適さは言葉にできないレベルです。当たり前なんですけどね。
ファーストクラスの搭乗も3度目となるとさすがに慣れてきて,「ガッツリ食べる」とか「思いっきり飲む」とか,そんな欲は徐々に少なくなってきました。
今回のようにゆったりとくつろいで過ごす。そうしてるうちに気づけば目的地に着いてた。そういうのが本当の贅沢なのかもと感じた今回の搭乗でした。
なお,帰国便もファーストクラス利用だったのでそちらの記事だけをご覧になりたい方は下記からどうぞ。