マイル初心者必見!そのマイルの利用法ホントにお得ですか?

      2016/02/11

子連れ旅行再び!次はシンガポールに決定!!

愛娘@2歳7ヶ月の2度目の海外旅行となった,子連れプーケット旅行記を連載している途中ですが,少し話題を変えて次回の子連れ海外旅行の話。

話は,昨年6月のハワイ旅行から帰国した直後にさかのぼります。

妻が,娘が着られなくなったお下がりのお洋服と,ハワイのお土産を私の後輩夫婦のところに持って行った時の話。後輩の奥さんもマイルを貯めて海外旅行に出かけるのが好きで,次女が2歳になる前に海外旅行に行きたいらしく,来年の春にシンガポールに行こうと思ってるとのこと。ついては,「lovelypapaさんとこもご一緒にどうですか?」

妻は,その場では「旦那に相談してから返事するね」って答えたみたいですが,帰宅後相談の結果,速攻航空券を検索するわたくし。で,金曜日に提案された話が,翌土曜日のお昼には既に日程を調整し,お互いに航空券の手配まで完了しました。お互いに見事な行動力(笑)

ということで,この春には,2家族でシンガポール子連れ旅行に行くことになりました!めっちゃ楽しみ!!!

わが家はフツーに購入。特典航空券で手配した後輩一家。そのマイル利用法はお得だったのか?

ところで,この記事で書きたいのは,シンガポール旅行の話ではなくて,マイルの利用法の話。

わが家が(あえてマイルを利用せずに)正規割引運賃で購入した一方,後輩一家は,貯まったANAマイルを利用して特典航空券(エコノミー)で予約をしたそうです。特典航空券で手配できたのはめでたいことですが,果たしてそれが本当にお得だったのか?というお話です。

スポンサーリンク

PC用修正

わが家の手配したチケット

子供の料金が入ると若干分かりにくいので,まずはパパとママの大人の料金で比較することにしますね。

わが家は,高知(KCZ)→羽田(HND)→シンガポール(SIN)→羽田(HND)→高知(KCZ)の旅程を,Value運賃(予約時と運賃が少し変わってるのですが,現在の名称で説明しますね)で手配。

その料金は大人1人あたり61,900円でした。内訳はこんな感じ。

46,000円(運賃)+15,900円(諸税)=61,900円

※スーパーフライヤーズカード会員である私と妻には,それぞれ5,736マイルが積算される予定。

後輩一家はマイルを利用した特典航空券で手配

一方,後輩一家は,貯まったマイルを利用して,特典航空券で手配をしました。一応,必要マイルの最も少ないLシーズンに該当するため,かかったマイルと費用はこんな感じ。

30,000マイル+15,900円(諸税)

ポイントとしては,特典航空券でも,サーチャージや諸税は必要っていうところです。

てことは,30,000マイルを使って46,000円分の運賃部分に換価したことになるので,1マイルの価値は1.53円(46,000マイル÷30,000マイル=1.5333円)だったということになりますね。

う~ん!もったいない!!

小児料金の比較

どうしてもったいないのかは,後でまとめて書くこととして,次いで子供の料金を比較。

わが家 34,500円(運賃)+14,310円(諸税)=48,810円

後輩宅 30,000マイル+14,310円(諸税)

航空券を購入する場合は,小児料金は大人の25%割引であるのに対し,マイルで特典航空券として手配する場合は,大人と同じマイル数が必要です(座席を確保しない2歳未満の幼児である後輩の次女ちゃんの話は,ますますややこしくなるので完全に省きます)

このケースでのマイルの価値は,1マイル=1.15円。

あ~もったいない!もったいない!!

お得なマイル利用法~例えば,ANA SKYコインに交換するという選択肢

私の場合は,基本的にマイルはビジネスクラス以上の特典航空券に交換することにしているので,これまでは選択肢にすることは余りなかったのですが,後輩くん一家にとっては,貯まったマイルをANA SKYコインに交換するという選択肢もあったのではないかと思うのです。

ANA SKYコインって何?

詳しくは,ANAのHPを参照いただいたらと思いますが,ANA SKYコインというのは,ANAホームページで航空券や旅行商品のお支払いにご利用できる電子クーポンのことです(10コイン=10円相当)。

画像引用元: ANAホームページ

画像引用元: ANAホームページ

要は,航空券の支払いに利用できるポイントのようなものってことですね。そして,マイルから交換することも可能。

ANAカード会員である後輩くん宅は,1~1.5倍の交換率でマイルをSKYコインに交換できる訳ですが,今回の大人2人+子供(長女ちゃん)の分も含めると,特典航空券にかかった90,000マイルは,135,000SKYコインに交換できるはずだったということになります。

ANA SKYコインで支払いすれば,搭乗マイルも貯まる!

ここで,今一度,後輩のところが今回のシンガポールにかかったマイルと費用をおさらいしときますね。

大人=(30,000マイル+15,900円)×2人分
子供=(30,000マイル+14,310円)×1人分
合計= 90,000マイル+46,310円=135,000コイン+46,310円=181,310円相当

あれ?あれあれ?

わが家が有償で購入した3人分のチケット代は,172,610円。この時点で,後輩くん宅は,ANA SKYコインに交換して航空券を購入してた方が得だったのは明らかですよね?

少なくとも,マイルを利用しても必要だった現金支払い部分は,マイルをSKYコインに交換して,それを航空券の支払いに充当していれば,8,700円(181,310円-172,610円=8,700円)少なくて済んだはずだったということになる訳です。

さらに,SKYコインで航空券を購入した場合には,普通に搭乗マイルも貯まるので,お得度はさらにUPします。

今回の旅程での積算マイル

大人=4,506マイル×2人分=9,012マイル(ANAカード会員)
小児=4,098マイル×1人分=4,098マイル(ANAマイレージ会員)
合計=13,110マイル

※ちなみにわが家の場合は,5,736マイル×2人分+4,098マイルで合計15,570マイルが積算される予定。

ざっと計算してみたところ,3人分で13,110マイル(1.5倍の交換率で19,665コイン相当)貯まるはずだったことになりそうです。

特典航空券と比較するとさらなるメリットも

ここまでの説明でも,マイルをSKYコインに交換するメリットは十分に感じていただけると思いますが,特典航空券と比較した場合,さらなるメリットがあります!

それは何かと言うと,予約のしやすさの問題

今回は,後輩一家は幸いにも希望の日程&旅程で特典航空券が確保できたから良かったものの,ご存じのとおり特典航空券に解放される座席数には制限があって,マイルは貯まったもののなかなか希望の旅程が取れないことが多いのも実情。

ところが,SKYコインで購入する場合は,普通に航空券の予約をすることと同じなので(支払いをSKYコインでするだけの話),座席に空席がある限りは予約ができるという訳。

これは大きなメリットですよね?

初心者が陥りがちな特典航空券の罠

後輩一家の話をネタに,初心者マイラーが陥りがちな特典航空券の罠の話を記事にしてみました。マイルで特典航空券が取れたってだけで,ついつい喜んでしまいがちですが,実際はもう少しお得に利用できる方法があったんだよ~という話。

1マイルの価値は2円と言われることが多い中,ANA SKYコインに交換するとなると,通常会員の場合はせいぜい1.5倍程度にしかならないので,一見損をしてしまうように感じるかも知れませんが,実際はこの記事を読んでもらえれば分かるとおり,8,700円お得に手配できた上に,(積算されるのが搭乗後とは言え)約2万円分のマイルが手に入ることになったはずで,後輩一家はもったいことをしたと言わざるを得ない訳です。

シンガポール旅行の話が出た翌日には航空券をお互いに手配してしまったため,後輩くん夫婦にはこの話を伝える時間的余裕がなかったのが残念です。



まとめ

今回,記事にしたANAマイルをANA SKYコインに交換した方が結果的には得だったという話は,一概には言えませんが,エコノミー特典航空券に交換する場合には総じて当てはまることが多いように思います。少なくとも頭の片隅に留めておかれるといいと思います。

せっかく苦労して貯めたマイル。どうせならお得に利用したいもの。マイルを交換する場合は,その航空券はいくらのものか?1マイルの単価はいくらなのか?を欠かさずチェックするようにしたいところですね。

なお,今回はANAの話でしたが,JALにもe JALポイントというANA SKYコインと同様のサービスがあるので,JALマイルを利用する際にも同じような話になりますから念のため。

 - ANA , , , , ,