ANAファーストクラス搭乗記【3】NH177シアトル〜成田【シアトル旅行記Vol.18】
シアトル旅行記完結編
しばらく時間が空いてしまってますが,よく考えたらシアトル旅行記を完結させてなかったことに気づいたので,こっちを先に終わらせておきます。首を長〜くしてこの記事をお待ちいただいてた方はごめんなさいね。
記事で言えば,この記事(↑↑↑)の続編ということになります。
昨年のシルバーウィークに,ANAのマイルを利用して(しかもファーストクラス!!)2泊4日の弾丸シアトル旅行に行ってきた際の旅行記の完結編です。
ANA FIRST SQUARE搭乗記【NH177(SEA〜NRT)での帰国編】
さて,シアトルから成田への帰国便(NH177)も当然ファーストクラス。ANAの誇るANA FIRST SQUAREで帰国の途につきます。
今回の旅の目的は,シアトルに行くことではなく,憧れのファーストクラスに搭乗するのが最大の目的ですから,いつもの海外旅行時のような,旅行が終わってしまう残念感は皆無なのであります。
帰国便の座席は1K。
ちなみに隣の1Gのお席は空席の模様。
なお,ANA FIST SQUAREのシートやアメニティなどは,往路便のNH177の搭乗記で記事にしてますので,興味のある方は,そちらをご一読くださいね。
とりあえずウェルカムシャンパンをいただきながら,離陸前のひとときをゆったりと過ごしました。
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至高のシャンパーニュで至福のひととき
シートベルト着用サインが消灯後,サービスの開始。

「シャルル・エドシック・ブラン・デ・ミレネール 1996」
まずは,「シャルル・エドシック・ブラン・デ・ミレネール 1996」を。
ANAのファーストクラスで提供されるシャンパンと言えば,「クリュッグ グランド・キュヴェ」が有名ですが,往路で飲み比べをしてすっかりその魅力に取りつかれたのでこちらをチョイス。
まさに至高のブラン・ド・ブランです。シャンパーニュ地方で驚くべきヴィンテージとなった1996年,コート・デ・ブラン地区の6つのグラン・クリュやヴェルテュ地区など厳選した畑から収穫したシャルドネを,魅惑的な単一ヴィンテージに仕立てました。2000年前のガロ・ローマ時代から残るランス市の地下に広がる貯蔵庫において15年間の長きにわたり,澱とともに熟成されました。濃密なコクとなめらかな質感が融合し,ミネラル感も豊富。トリュフやピート,クルミ,ヌガー,ヘーゼルナッツのアロマが口中で響き合い,終わりなき余韻が広がっていきます。
シャンパーニュ素人の私には説明するべくもないので,機内食のメニューに書かれてあった説明を拾ってみました。何書いてるかチンプンカンプンです(笑)
それでも美味しいことと,立派なお値段がついてることくらいは分かりますよ。まさに至高のシャンパーニュ。間違いなくこれまでに飲んだことのあるシャンパーニュの中でダントツの美味しさでした!

アミューズ
「鴨のロースト オレンジとともに」
「小海老のカナッぺ ハニーマスタードマヨネーズ風味」
「トマトとクリームチーズのブロシェット」
「チーズペッパーバー」
見た目も美しいアミューズとともに珠玉の1杯をいただく。
まさに至福のひととき。
立続けに2杯いただき,結局「クリュッグ グランド・キュヴェ」も2杯飲んでしまったそうな。
シアトル発帰国便の機内食
迷う機内食メニュー
さて,悩むのが機内食。
往路は洋食にしたから,和食にしようかな~。でも,やっぱりキャビアも食べたい!
メインのコース以外のお食事も気になるし・・・。
やっぱりキャビア!実は和食洋食の組合せは自由自在!?
ファーストクラスと言えば何と言ってもキャビア!
和食を試しておきたいと思いつつも,やっぱりキャビアはどうしても食べておきたい!
担当のCAさんと相談すると,和食を選びつつも洋食から気になるものは追加しても全然問題ありませんよとのこと。
考えてみれば,さすがにファーストクラスで「ご希望のお食事は売切れです」では許されないでしょうから,搭乗客の人数分の和食洋食は積み込んでるはずですからね。実際は,和食洋食の組合せは案外自由自在っぽい感じでしたね。

アペタイザー
「キャビアを添えた帆立貝とロブスター フルーツソースとともに」
という訳で,「キャビアを添えた帆立貝とロブスター フルーツソースとともに」。自然と笑顔になりますね。
和食を選んだ機内食

先附
「煮鮑と春菊のお浸し」
前菜
「萩真丈」
「海老」
「アスパラガスのスモークサーモンチーズ巻き」
「公孫樹さつま芋とサラミ」
「焼き栗」
「エリンギ雲丹焼き」
「紅葉赤ピーマン」
「銀杏」
ここからは和食です。まずは先附と前菜。

「シャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム 2012 ジャン・マルク・ブロカール」
ドリンクも「シャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム 2012 ジャン・マルク・ブロカール」に変更。

お椀
「きんきとろろ昆布巻き」
お椀は「きんきとろろ昆布巻き」。
ほろほろのきんきにとろろ昆布,それに出しの効いたすまし汁。機上でいただいているとは思えぬ美味しさ。

お造り
「かんぱちの炙り」
お造りは「かんぱちの炙り」。
ん?お造りというよりは,カルパッチョみたいな感じですかね。さすがに北米発便で極上のお造りは難しいでしょうかね。

炊き合わせ
「芋蛸南瓜煮」
酢の物
「牛しゃぶ胡麻だれ」
主菜
「鯛白だし焼き」
続いて一度に供された炊き合わせ,酢の物,主菜。
牛しゃぶのお肉は硬いし,鯛はひたすらしょっぱいし,どれもこれも期待に反してイマイチでした。いかにファーストクラスとは言え,さすがに海外発便だと限界がありますよね。和食と洋食両方食べたいなら,日本発便で和食,海外発便で洋食にするべきでしたね。
ファーストクラス2席を独占するという贅沢!
帰国便は,ずっと起きてるつもりでいたものの,食後眠くなってしまったので,CAさんにベッドメイクをお願いして少しお休みすることに。
すると,自分の1Kのお席ではなく,空席だった隣席の1Gをベッドにしてくれました。ファーストクラスのシート2座席分を独占するとは何たる贅沢!
結局,空飛ぶ極上ベッドのおかげで3時間近く眠ってしまいました。
起き抜けに,エスプレッソをWで立て続けに2杯いただいて,すっきり爽快!
お好きな時にいただけるお食事も試してみた!
一風堂ラーメン
CAさんが「お食事などいかがですか?」とお声掛けを下さったので,そんなにお腹も減ってはなかったけど,せっかくなので「お好きな時にいただけるお食事(=アラカルト)」から,往路の時にも気にはなりつつも,お腹いっぱいで食べられなかった一風堂のラーメンを試してみることに。

「一風堂ラーメン コク極まる味噌『大地』」
こちらが「一風堂ラーメン コク極まる味噌『大地』」。
沸点が低いはずの上空でいただくラーメンなのに,帰国便で一番美味しい食事でした。こんなんだったら,行きの時(ちなみに,日本発便では「一風堂ラーメン 空の上のトンコツ『そらとん』」が提供)も食べとけば良かったです。コチュジャンとバルサミコが添えられていたのですが,これが斬新かつ美味。コチュジャンは分かるけど,「味噌ラーメン×バルサミコ」の組合せの妙には驚かされました。
ホットドッグ

「ホットドッグ」
その1時間後,さらにCAさんに食事を勧められ,止せばいいのに頼んでしまった「ホットドッグ」。ポテチまで付いてるし。。。もうお腹パンパンです。
憧れのファーストクラスに搭乗した感想とそのまとめ
その後,無事に成田に着陸したNH177便。羽田から乗継ぎ,無事に自宅に帰宅したのでした。
さて,往復ともに初めて搭乗する機会を得たファーストクラス。その感想はと言えば,それはそれは夢のような体験でした。
実は,初めてビジネスクラスに搭乗した時の感動には及ばなかったのですが,それは多分にその感動を共有する人(=妻)のいない一人旅だったせいもあるのかも。
むしろファーストクラスは,一人旅にこそ相応しいと感じましたね。半個室でプライベートが確保されていることもあって,妻と二人で搭乗をしたとしても会話もあまり覚束ないような気がしますね。1-2-1の4アブレスト(A,D,G,K)の中2列(D&G)の座席の間には,スライドする扉のようなものがあって会話ができるにはできそうですが,それにしてもちょっと不便そうです。
機内食が豪華だとかそんなことではなく,キャビン内にゆったりと流れる時間の中,極上のシートで過ごすひとときは,単なる移動手段ではなく,どこか南国リゾートのプールサイドに転がってのんびりと読書をして過ごす至福の時間に似てるかも。
2泊4日の弾丸旅行で一人旅にシアトルに出かけるなんて,興味のない人からすればバカみたいな話ですが,私にとっては,わざわざファーストクラスに乗る旅行にお出かけして,とてもいいリフレッシュとなったのでした。
この記事を書いている今日の時点で,ANAもJALもファーストクラスに乗れる分のマイルが貯まってます。次はどこ行きましょうかね?今回ANAには乗れたので,JALのも乗ってみたいな。
これにてファーストクラスで行ったシアトル旅行記のおしまい!最後までお付き合いいただきありがとうございました。