ANAファーストクラス搭乗記【2】NH178成田~シアトル【シアトル旅行記Vol.3】
2016/02/10
ANA FIRST SQUARE搭乗記【機内食編】
前回の記事に引き続き,ANA FIRST SQUARE搭乗記。今回は主に,機内食のレビューです。
なお,これまでの記事はこちらから。
至高のシャンパーニュからお食事スタート
離陸してから約15分,シートベルト着用サインが消灯。おしぼりが提供され早くもサービス開始です。同時に立派なメニューが配られたので,じっくりとチェックしましょうかね〜。実は事前にHPで入念にチェック済なんですけどね〜(笑)
ひとまずドリンクリストを。シャンパンは,クリュッグにシャルル・エドシック。
白ワインと,
赤ワインが4種類づつ。それにポートワインまで。十分すぎる品揃えです。

「クリュッグ グランド・キュヴェ」
まずは,何と言ってもANAファーストクラス代名詞とも言えるシャンパン「クリュッグ グランド・キュヴェ」からいただくことにします。
担当のCAさんから「KRUG社が,シャンパングラスではなくワイングラスで飲むことを推奨しているのですが,◯◯様はいかがなさいます?」と聞かれました。迷わず,「ワイングラスで!」とお願いをしました。ワイングラスの方が香りが立つってことなんでしょうかね?
それにしてもどうですこのお値段?庶民にはビックリするお値段です。
たっぷりと注いで下さいました。これ1杯でいくら分なんでしょうね〜?
そんな下世話な話はさておき,お味の方はと言うと・・・美味しい〜!!
普段はシャンパンを飲む機会のない管理人ですが,これはもう文句無しに美味しい。シャンパンってこんなに美味しい飲み物だったのかと思わせてくれる,おそらく誰が飲んでも美味いって言うと思われるシャンパン。きめ細かい泡と何とも言えない香りと味わい。とても優雅な気分にさせてくれるまさに至高のシャンパンでした。

アミューズ
「柚子風味のチーズバー」
「穴子八幡巻き」
「スモークサーモントラウトのムース ブロッコリー風味」
「ソフトドライビーフと紅芯大根のロール仕立て」
アミューズです。機内食とは思えぬ見た目の美しさ。お味も文句なし。シャンパンに本当に本当に良く合います。

「シャルル・エドシック・ブラン・デ・ミレネール 1996」
続いて,「シャルル・エドシック・ブラン・デ・ミレネール 1996」を。
クリュッグが美味しかったのでお代わりでも良かったんですが,どうせなら飲み比べしてみたいし,酔っ払う前のお味に分かるうちにと思っての銘柄チェンジなのであります。
一口お口に含んでこれまた衝撃。なかなか高級シャンパンを飲み比べする機会ってない(つうか初めて!)のですが,シャンパンってこんなにお味と香りが違うものなんですね。
黄金の輝きで見た目にも美しく,何とも奥深い味わいと風味。個人的には,クリュッグよりも断然こちらが好みですっかりシャルル・エドシックの虜となってしまいました。ファーストクラスで至高のシャンパンをいただく。これを至福のひと時と言わずして何と言うでしょう。あ〜幸せ〜!
キャビアにトリュフ!豪華絢爛なファーストクラスの機内食メニュー
機内食のメニューも凄いですよ〜。うまく説明できそうにないので,メニューの画像を載せておきますね。
※画像をクリックすると拡大画像になります。
こちらは最初のお食事のメニューです。和食と洋食のコースいずれかをチョイスするものなんでしょうが,実際は色んな組合せを自由に選択できるみたいですね。和食と洋食いずれもとても魅力的なコースですが,洋食のキャビアやトリュフってのが一際目立ってますね〜。機上でこんな豪華なお食事がいただけるとは,何たる贅沢!!
※画像をクリックすると拡大画像になります。
こちらは,いつでも「お好きな時に」いただけるというメニュー。もうね,選り取り見取りとはこのこと。全部食べた〜い!!
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機内食1回目【洋食】
1回目の機内食は,あまり迷うことなく洋食のコースを選択しました。

「バゲット&セーグル」
まずはパンが配されます。4種類ある中から「バゲット」と「セーグル」を。
EVオリーブオイルとバター,塩と黒胡椒をお好みで。バターは「蒜山ジャージーバター」らしいのですが,このバターの美味しいこと!まるでヨーグルトのような酸味を感じ,発酵されたバターというのはこういうことなのかと実感。今まで口にした中で,間違いなく最高クラスのバターでした。

「ソフトスモークの帆立貝とキャビア カリフラワーのピューレとサワークリームで」
アペタイザーからは「ソフトスモークの帆立貝とキャビア カリフラワーのピューレとサワークリームで」をチョイス。
キャビアですよ!キャビア!!それもたっぷりと。これが食べたいがために,洋食をチョイスしたと言っても過言ではありません。お味?こんなの美味しいに決まってます!!以前は,キャビアは缶でそのまま提供されていた時期もあったようですが,最近はこういう感じに変わったみたいですね。それにしてもこんなたっぷりのキャビアは初めて口にしました。
帆立のスモーク具合もいい塩梅。キャビアとの相性も抜群。サワークリームはこんなにいらないよって感じがしなくもありませんでしたが,添えられたハーブがいい仕事してるんですよね。

「シャトーヌフ・デュ・パプ 2011 シャトー・ラ・ネルト」
シャトーエドシックのお代わりを勧められましたが,サワークリームが少し重たかったので,赤ワインが飲みたくなって「シャトーヌフ・デュ・パプ 2011 シャトー・ラ・ネルト」をオーダー。
「◯◯様のために開けさせていただきました!」と言うCAさん。何だか申し訳ないですね〜。

「ガーデンサラダに柚子風味のパルメザンチュイールを添えて」
「ガーデンサラダに柚子風味のパルメザンチュイールを添えて」。柚子胡椒のドレッシングでいただきました。

「仔牛フィレ肉のソテー 平茸のブレゼに越後シャルドネワインソース トリュフとバジルの香り」
メインディッシュは「仔牛フィレ肉のソテー 平茸のブレゼに越後シャルドネワインソース トリュフとバジルの香り」。結構ボリュームありますね。
トリュフの香りがたまりません。平茸のブレゼもいい食感。添えられた白インゲンが美味しい。お肉は結構フツーかな〜。
焼き加減はこんな感じでした。ホットミールよりはコールドミールの方が美味しいのは機内食だからやむを得ないですかね。
この後は,当然のことながらデザートがあったりするのですが,スイーツに興味のない私はこれで打ち止め。仕上げにカフェインレスコーヒーをいただいてご馳走様でした〜。プチフルでマカロンもお持ちいただいたのですが,それもご返品願いましたとさ。
空飛ぶ極上ベッドでおやすみなさ〜いzzz
まだまだ食べようと思えば食べられたし,飲もうと思えば飲めたのですが,翌日のこともあるので寝ることに。CAさんにベッドメイキングをお願いしてトイレでリラックスウェアにお着替え&歯磨きです。
そう言えば,トイレにウォッシュレットが設置されていたのには驚きました。
着替えて座席に戻ると,シートはベッドになっていました。
もちろんフルフラット。シートがフルフラットになるから快適とか言うレベルではなく,マットレスが敷かれ極上の寝心地のベッドそのもの。普段,娘の隣の狭いスペースで寝ている身にとっては,自宅で寝るよりも快適な空間なのでした。
4時間ほど寝てから目が覚めました。ベッドが快適すぎて爆睡でした。機内で”爆睡”できるというのもファーストクラスならでは。機内食とアルコールをほどほどにして寝たというのは,ある意味最高の贅沢なのかも知れませんね。

「イリーエスプレッソ」
起き抜けに,エスプレッソのWを立て続けに2杯飲んで頭もすっきり。コーヒーはイリー< Illy >のもの。
モニターに目をやると,早くもアンカレッジ南東を飛行中,シアトルまで残すところ約1時間30分となっていました。
機内食2回目【和食】
到着前の食事(朝食)は,夕食に洋食をいただいたのと,せっかくの日本発便なので和食を選びました。
煮物
高野豆腐 焼き茄子お浸し 南瓜粉吹き煮
主菜
銀鮭幽庵焼き
御飯 味噌汁 香の物 お粥もお選びいただけます
御飯のお供に 3種類からお選びいただけます
海苔 納豆 ちりめん山椒
見た目も美しく,さながら旅館の朝食のような雰囲気。お味も美味しかったです。
CAさんのオススメは納豆にちりめん山椒を混ぜていただくことらしい。ホントかなと思いつつ試してみると確かに美味しい!
食事を終えて,さらにエスプレッソをいただき,身支度を整えていたらあっという間にシアトル・タコマ国際空港着陸です。
まとめ
念願だった憧れのファーストクラス初体験は,それはそれは快適な旅でした。飛行時間をこんなに短く感じたり,普段だったら「やっと着いた〜」って思うところを,「もう着いちゃったのか」って思ったりしたのもファーストクラスでの旅ならではなのでしょうね。
成田=シアトル間のファーストクラスの往復チケットは,期間限定で販売中の割引運賃ですら116万円もするチケット(普通運賃だと何と160万円弱)。それを,シルバーウィークにマイル(予約当時11万マイル)で手配できたなんて本当に幸運に恵まれました。ANAさんに感謝!感謝!!感謝!!!
なお,帰国便もファーストクラスなので,そちらの記事も乞うご期待!
「Kiosk端末での自動入国審査&税関ではまさかの事態@シアトル・タコマ国際空港【シアトル旅行記Vol.4】」に続く。
ちなみに,これからの旅行記はこちら↑↑↑にまとめて行ってますので良かったらご一読ください。