Kiosk端末での自動入国審査&税関ではまさかの事態@シアトル・タコマ国際空港【シアトル旅行記Vol.4】

      2017/05/10

シアトル・タコマ国際空港(SEA)に到着

着陸@シアトル・タコマ・国際空港

NH178便は,10:21にシアトル・タコマ国際空港< Seattle-Tacoma International Airport >(通称シータック空港< Sea-Tac Airport >)に着陸,10:30(日本時間の翌2:30)にはドアオープンしました。定刻より20分ほど早い到着。飛行時間は8:16だったことになります。

それにしても,日付変更線を通過することもあって,朝の9:00前に自宅を出たのにその1時間半後の10:30にシアトルにいるっていうのは,頭では分かっていても何だか不思議な気分。

人生初体験のファーストクラスは快適そのもので,ホントにあっという間にシアトルに到着した感じ。ぐっすりと休めたので疲れもありません(なお,これまでの記事はこちらから)。

到着ゲートから入国審査,税関等の流れ

ANA FIRST SQUAREに名残を惜しみつつ飛行機を降りると,アメリカへの入国手続。

全体の流れ

日本からの飛行機はSouth Satellite(南サテライト)に到着。全体の流れは,ANAのHPに記載されている案内図がとても分かりやすいので拝借しますね。

空港案内図(入国時)@シアトル・タコマ国際空港

photo credit: ANAホームページから引用

基本的には下記のような流れ。

1. 入国審査
2. 荷物受け取り
3. 税関
4. シャトルトレインで移動

ただし,シャトルトレインはカート禁止なので,持ち込めないような手荷物がある場合は,シャトルトレインに乗る前に再度ベルトに流す必要があるのでご注意を(受け取りは,シャトルトレイン降車後,メインターミナルの荷物受け取り場にて)。

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PC用修正

行列を横目にKiosk端末で自動入国審査。日本語入力で簡単!早い!!

まずは入国審査(イミグレーション)です。とんでもなく時間のかかるイメージが強いアメリカのパスポート・コントロール。この日も結構な人数が列に並んでました。

ところが,シアトル・タコマ国際空港には,Automated Passport Control(APC)と呼ばれる自動入国審査端末機が導入されているんですよね。そのことをイミグレーションへと降りるエスカレーターの頭上から聞こえてくる「ESTAで2回目以降の渡航者は何とかかんとか~」的なアナウンスで思い出したのです。

こんな感じ(↑↑↑)のKiosk(キオスク)端末なんですが,Customs and Border Protection(米国税関・国境警備局)のサイトによると,

U.S. and Canadian passport holders and international visitors from Visa Waiver Program countries are eligible to use APC kiosks. Visa Waiver Program visitors must have Electronic System for Travel Authorizations (ESTA) approval prior to travel and have visited the United States on at least one occasion after 2008.

引用元:Customs and Border Protection

と記載されてまして,アメリカ&カナダのパスポート保持者の他,ビザ免除プログラム対象国(もちろん日本も対象)からの渡航者も利用可能とのこと。条件は,

  • ESTAによる事前認証を受けていることと,
  • 2008年以降に少なくとも1回以上の渡米歴があること

の2つだけ。しかも無料かつ事前登録不要!

幸い3ヶ月前にハワイに行ったことで渡航歴の条件も満たしているので,これを利用しない手はないのです(ちなみにESTAの申請方法は下の記事に書いてますので,ESTAの申請が未了の方は良かったご参考に)。

自動入国審査端末(APC)にチャレンジ!

ということでAPCを使ってみました!

1. 最初の言語選択画面で日本語を選ぶ
2. パスポートのスキャン(顔写真部分が下)
3. 顔写真の撮影
4. 指紋の採取
5. 税関申告関連等の質問に回答
6. 顔写真も印刷された証明書(レシート)を受取り

確かこんな感じの手順だったと思います。所要時間は数分。後は,パスポートと先ほどのレシートを入国審査官に渡して2~3のいつもの質問に答えたら,スタンプを押印してもらって無事に入国!

毎度のことながら,入国審査が終わるとホッとしますね。

通常の入国審査に並ぶ人が行列になっているのに対して,端末のところにも入国審査官のところにも行列はなく,すんなりとイミグレーションを通過。大幅な時間短縮となって気分も上々!日本語対応も可能なAPCって素晴らしい!!

バゲージクレーム,そして税関の抜き打ち検査・・・

バゲージクレームで受託荷物をピックアップ

続いて荷物の受け取り(バゲージクレーム)。

ターンテーブルで荷物が流れて来るのを待っていると,犬(麻薬探知犬?)を連れた係官が1人1人の手荷物1個1個を入念にチェックして回ってました。さすがアメリカ(苦笑)。

荷物はすぐに流れて来ました。さすがのファーストクラス!!

税関でまさかの抜き打ち検査に引っかかる・・・

ここまでは頗る順調だったのですが・・・税関を通過する際に呼び止められました。

最初は良く聞き取れなくて「ん?何々??」って感じだったんですが,良く良く聞いてみると,「あっちのレーンへ行け」って・・・。

そう!恐怖の抜き打ち検査に引っかかってしまったのです(泣)

まずは質問攻め。

  • アメリカには何しに来たんだ?
  • 何日間滞在するのか?
  • どこに滞在するんだ?

といつものヤツ。ていうか,シータック空港ではこの手の質問3回目ですよ~。もう何回答えりゃ気が済むのよ~?って感じ。それにしても,職業を聞かれた時には少し困りました。何せ日本語で説明するのも難しいお仕事してるもんで・・・。

続いて荷物の開封。ファスナー類もぜ~んぶ開けられて徹底的にチェックされました。
とは言っても,インスタントラーメン持ってたりしないし,タバコも滞在日数分しか入れてないし,困ることはないのです。

それにしても何で引っかかったのか?1人旅の時はいつもこのソフトキャリーなんですが,ハードキャリーよりは開封しやすいってのもあるんでしょうかね?

シャトルトレインでメインターミナルへ

気を取り直して先を急ぎます。外に出るためにはここでSatellite Transit Systemと呼ばれるシャトルトレインに乗ってメインターミナルに移動しなければなりません。

シャトルトレイン< South Train Loop >は,S Gates→Main Terminal South→B Gates→S Gatesといった感じで一方向にグルグル循環(Loop)している様子。2つ目のMain Terminal Southで降りて,無事にメインターミナルに到達。めでたしめでたし!!

まとめ

税関の抜き打ちに引っ掛かってしまうとはまさかの事態でした。せっかくファーストクラス利用で真っ先に降機して,荷物も真っ先にピックアップしたのに,余計な時間を食ってしまいました。とは言え,自動入国審査端末のおかげで入国手続自体はとてもスムーズ。トータル時間的には想定の範囲内といったところでしょうかね。

「空港からLink Light Railでダウンタウンへ【シアトル旅行記Vol.5】」に続きます。

なお,今回のシアトル旅行記のまとめ(目次)はこちらです。

 - シアトル旅行記【2015年9月】 , , , , ,