『映月樓(セレナーデ)』で飲茶!のつもりが飲啤酒(笑)【尖沙咀】
ひとり旅では諦めていた香港での飲茶体験
前回の記事で,灣仔街市(Wan Chai Market;ワンチャイマーケット)の辺りで気になる飲食店を見つけたけど,飲茶に備えてパスしたと書きました。
そう。香港2日目のランチは飲茶なのであります。
香港といえば飲茶!ですよねー。
でも今回の香港旅行はご存知のとおりのひとり旅だったので,飲茶体験は諦めていたのです。だって1品に少なくとも3〜4ケくらいの点心が入ってるだろうから,注文しても食べられるのはせいぜい2〜3品くらいが限界。どう考えたって飲茶は1人で行くものじゃないですよね。
ところが前夜にご一緒してくれた香港在住のJくん&Hちゃん夫婦が「うちらも飲茶好きだから行きたいなら明日のランチに付き合うよ!」と言ってくれて,当初は行けないと諦めていた飲茶が実現することになったのでした。
いやー,飲んでる時に飲茶の話題をしといて良かった。2人ともありがと〜!!
ビクトリアハーバーを一望する絶好のロケーション『映月樓』
動物点心&ロケーションで人気の飲茶レストラン

『映月樓(SERENADE)』
2人に連れて行ってもらったのは『映月樓(Serenade Chinese Restaurant;セレナーデ)』という私も名前を知っていたどのガイドブックにも載っている動物点心で有名なお店。
こちらの『映月樓(セレナーデ)』は,ヴィクトリアハーバー越しに香港島の摩天楼を望む絶景も楽しめるってことでハーバービューの眺めを有するそのロケーションもウリのお店です。
お店の入る香港文化中心(Hong Kong Cultural Centre)前からの眺めがこちら。相変わらずの恨めしいお天気であります。
団体客(ツアー客)御用達のお店!?
予約をせずに伺ったので,入店までに20〜30分ほど待ちました。その間,ひっきりなしにJTBやらの団体客が入店してましたっけ。
もうちょい高級感のあるお店かと思ってましたが,かなり大衆的な雰囲気。
日本の大箱ホテル(政府登録国際観光旅館みたいなやつ)の朝食ビュッフェ会場のような雰囲気と言ったらお分りいただけるでしょうか?
ん?分りづらいですかね(苦笑)。
写真付きのメニューは日本語も併記されているから注文も簡単!
卓上にはあらかじめ写真のようなメニューが置かれてありました。
拡大いただくと良く分かると思うのですが,写真付きでどんなお料理なのかが視覚的に分かるし,日本語も併記されているのでとても分かりやすかったです。しかもこのメニューがオーダーシートも兼ねているという優れもの。注文したいものの横に個数を書いて渡すだけだから,言葉の不安があってもオーダーは簡単です!
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いざ飲茶体験!

「普洱茶」
お茶は「普洱茶(プーアル茶)」をオーダー。

「鬼唔塔八春巻」
まずは「鬼唔塔八春巻」(HKD46.00)。
春巻って言うよりは野菜スティックみたいな見た目。わさび&マヨのディップが斬新で美味しかったです。でもこれってお茶請けとして合うのかと聞かれると,微妙な感じがしなくもありません。

「蜜汁叉燒腸粉」
「蜜汁叉燒腸粉」(HKD38.00)。
腸粉ってのは米粉でできた生地を蒸したもの。その見た目が「腸」に似てるので米粉の「粉」と合わせて「腸粉」。日本ではありえないネーミングですね。舌触り滑らかで柔らかくもちもちした食感がなかなか不思議。これめっちゃお腹に溜まるー。

「筍尖鮮蝦餃」
「筍尖鮮蝦餃」(HKD42.00)。
定番の蒸しエビ餃子であります。フツーに美味しくいただきました。
啤酒(ビール)もあるのね〜

「金牌燒腩仔」
「金牌燒腩仔」(HKD68.00)。
豚カツのような見た目の一皿ですが,これが実はクリスピーローストポーク。このクリスピー感が半端なくって美味しい!
添えられた練り辛子でいただいたのですが,これはどう考えてもお茶じゃなくてビールが欲しくなります。

「豉汁柚皮蒸鳳爪」
Jくんがいたずら心で注文したのが「豉汁柚皮蒸鳳爪」(HKD34.00)。
要するに鶏さんの脚ですね。
グロテスクですか?私はこんなの全然平気なタチでして。プルプルの食感でコラーゲンもたっぷり。意外とイケますよー。特に女性陣はぜひお試しを。
ところで奥に写りこんでいる琥珀色の液体にお気づきでしょうか?
何かって?もちろん啤酒(ビール)です。
Jくんが突然聞いてきたんですよ「ビール欲しくない?」って。飲茶のお店でビールがあるなんて思ってもなかったもので「え?あるの?」って。そしたら「あるよ!」って。
一度ビールにしてしまうともはやお茶に戻れるはずもなく,飲茶のはずが期せずしての飲啤酒と相成りました(笑)。

「蜜汁叉燒包」
日本人が大好きな「蜜汁叉燒包」(HKD34.00)。
ビール飲みながらのこれはお腹いっぱいになりますねー。包はフワッフワの食感でした。

「湯灼時蔬菜心」
蒸し野菜の「湯灼時蔬菜心」(HKD38.00)。
この菜心ってお野菜。灣仔街市の八百屋で売っているのを見かけたお野菜かな?小松菜と青梗菜,それに白菜の芯を足したようなお味と食感。オイスターソースが意外とあっさりで箸休めにもってこいの感じでした。
意外と安かった!?映月樓のお会計
さてお会計。
以上ご紹介したお料理以外に数品とビールを入れてもHKD678.70(10,117円)で済みました。もう少し高いのかなと思ってましたが,意外とお安くつきました。
現地オプショナルツアーで予約して行くのもアリ?
なお,やっぱり言葉の壁が不安!って方は,上にリンクを貼った現地オプションツアー専門代理店VELTRA(ベルトラ)のレストラン予約を利用されて行かれるのも一手かと。
春巻き,チャーシューまん,潮州風蒸し餃子,蒸したミートボール,海老餃子の揚げ物,シュウマイ,海老入り蒸し餃子,鶏肉入り炒飯,海鮮焼そば,マンゴープリン,中国菓子
この品数でHKD200.00の料金なら,そんなにボッタくりってこともないでしょう。予約しておけば無駄な待ち時間もありませんしね。
思いのほか長居してしまい慌ててホテルに戻ったのが15:00過ぎ。急いで荷物をまとめてホテルをチェックアウトして空港へと向かいました。
Jくんからは「家に遊びにおいでよ」と言ってもらったものの,これ以上付き合わせるのも悪いし,今回は思いのほか1人の時間が少なかったので,早めに空港に向かってラウンジでゆったりと過ごすことにしたのでした。お天気も悪かったしね。
香港の最後に飲茶を経験できてホントに良かったです。2人ともホントにありがとう!
「九龍駅でインタウンチェックイン!香港国際空港への帰路もエアポートエクスプレスが便利!」に続きます。
まとめ
- 香港に行ったらやっぱり飲茶!
- ガイドブック常連で日本人にも馴染みの『映月樓(セレナーデ)』に行ってきた!
- 動物点心,ヴィクトリアハーバーを一望するそのロケーションが有名!
- メニューには日本語も併記されているから安心!注文も簡単!
- お会計は意外と安かった!
- 飲茶は人数が多い方がやっぱり楽しい!
Data of 『映月樓(Serenade Chinese Restaurant;セレナーデ)』
- 住 所 :尖沙咀香港文化中心餐廳大樓2樓;1-2/F, Hong Kong Cultural Centre, Restaurant Block, Tsimshatsui, Kowloon, Hong Kong
- 最寄駅 :MTR尖沙咀&尖東駅L6出口から徒歩3分
- 営業時間:9:00〜16:30/17:30〜23:30
- 口コミサイト:4Travel,TripAdvisor