JALファーストクラス搭乗記(JAL SUITE)後編/JL771成田~シドニー【シドニー旅行記Vol.3】
JALファーストクラス搭乗記~機内食&ドリンク編
19:53に離陸。いよいよシドニーへ向けて飛行を開始したJL771便。
前回に引き続きJALファーストクラス搭乗記となる今回の記事は,最大の楽しみである機内食とドリンクを中心にお届けしたいと思います。
ドリンクサービス開始!
ワインリストが提供されます
テイクオフしてから約10分後,シートベルト着用サインが消灯し,機内サービスのはじまり。まずはワインリスト(ドリンクリスト)が渡されます。
幻のシャンパーニュ「Champagne SALON 2004(サロン)」

「Champagne SALON 2004(サロン)」
何と言ってもまずは「Champagne SALON 2004(サロン)」から。
サロン社は1900年代初頭,フランス・シャンパーニュ地方のメニル・シュル・オジェ村に設立されたシャンパンメーカーです。
原料となるぶどうが不作だった年には生産を見合わせ,ヴィンテージが手に入った年にのみ最上質のシャルドネの一番搾り果汁のみを使用して,一種類のシャンパンのみを作るという「こだわり」で知られています。
またマロラクティック発酵をさせないため飲み頃に至るまで長期の熟成期間を要し,年間の生産量は5万本程度に限定されるため,その希少価値から「幻のシャンパン」と呼ばれています。
私のような素人がご託を並べるにはあまりにも畏れ多い高級シャンパーニュ(シャンパン)なので,説明はJALのHPを引用させていただくことでご容赦を。
至高のシャンパーニュサロンを機上で味わえるのは,数ある世界のエアラインの中でもJALファーストクラス搭乗者だけに許された贅沢。
アミューズとともにいただくと,非日常感この上ないとても贅沢で優雅な気分に浸ることができました。
「ロイヤルブルーティー" Queen of Blue "」

「ROYAL BLUE TEA® "Queen of Blue®"」
チェイサー代わりにいただくのはロイヤルブルーティー「Queen of Blue」。
普段アイスティーなど好んで飲まない管理人ですが,このロイヤルブルーティーは別格。あまりの美味しさに今までのお茶の概念を覆えされ,ある意味でサロン以上に衝撃を受けた1本でした。
3,800円(税抜)で市販されているようなので,お世話になった方への贈答品として贈ったら喜ばれるだろうなどと思った次第。あまりにも気に入って,往復で1本づつくらい飲んでしまいました(^-^;
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充実!ファーストクラスの機内食メニュー
和洋の巨匠が監修のファーストサービス
続いてお待ちかねの機内食。
※画像をクリックすると拡大します。
離陸後最初に提供されるファーストサービスは,和洋2種のコースが用意。
- 和食:六本木『日本料理 龍吟』の山本征治シェフ監修
- 洋食:神谷町『SUGALABO』の須賀洋介シェフ監修
どちらのコースも超有名シェフ監修でまさに夢の饗宴。
好きな時にいただけるアラカルトメニュー
※画像をクリックすると拡大します。
好きな時に好きなだけ食べられるアラカルトメニューも充実しています。大食漢の方は全てのメニューにチャレンジすることもできますよ~。
「日本料理 龍吟」山本征治シェフ監修の和食を
ミシュラン三ツ星「日本料理 龍吟」
“ロブションの愛弟子” “新フレンチの鉄人” 須賀洋介シェフの洋食にも相当惹かれたのですが,山本征治シェフの和食をいただくことにしました。
せっかくのファーストクラス。どうせなら往復の搭乗で一方は和食,もう一方で洋食を食べたいと思っていたので,和食を食べるなら日本発便に限るという前回の反省を活かしての選択です。
山本征治シェフ率いる『日本料理 龍吟』は,ミシュランで三ツ星の栄誉に輝き続ける日本料理を代表するお店。そんなシェフ監修の和食を機上でいただけるなんて,本当に贅沢ですよね。

「厚焼き玉子」
「椎茸と舞茸 松の実和え」
「蛤のオカラ」
「秋刀魚の梅煮」
「毛蟹のりんご酢仕立て」
前菜「季節の小皿 五彩」からそんな楽しみなお食事のはじまりはじまり〜(^^♪
機内の揺れが結構あって写真がブレてしまっていますが,ここが空の上とは思えぬ見た目の華やかさ。それにしてもサロンって和食にも合うんですね~。

「椎茸とホタテの真蒸 しめじの贅沢椀」
続いて椀物。真蒸というには少し固いのが機内食の限界でしょうかね。お出しはとてもすっきりとした上品なもので,美味しくいただきました。
和食でもキャビア!

「車海老と煮鮑茗荷と塩昆布で」
「燻したジャガ芋の冷製うに茶碗蒸し キャビアと共に」
揺れも落ち着いた頃,海鮮のお料理が2種。
和食でもキャビアが食べられるとはウレシイ!やっぱりファーストクラスはキャビアがなくっちゃね。

「獺祭“磨き二割三分”純米大吟醸」
キャビアのような魚卵に合うお酒は日本酒しかないでしょ!ってことで「獺祭“磨き二割三分”純米大吟醸」をスタンバイ。
それにしてもこの「燻したジャガ芋の冷製うに茶碗蒸しキャビアと共に」が美味し過ぎます。雲丹がたっぷりと入っているのがお分かりいただけるでしょうか?
キャビアと一緒にこうしていただくと最高!
雲丹とキャビアそれぞれに主張の強い食材なのに,冷製茶碗蒸しにしたことでお互いに反発することなく見事な一体感。堪らず獺祭をお代わり~(笑)
雲丹とキャビアの組合せの妙,さらには獺祭に大満足で心もお腹も満たされたので,CAさんに「この後は台の物だけにしてもらって,お食事(ご飯の類)は不要です」とお願いしたのですが,「すき焼きのタレと温泉卵,それをご飯に絡めて食べたら美味しいですから~♡」とCAさん。
ついつい「じゃあ,ご飯はちょっとだけで」とついついオーダーしてしまう管理人。

「厚切り和牛フィレ肉と松茸 すき焼き秋仕立て」
そしたらメインの台の物だけでなく,
フルセットのお食事が登場してしまいました。
満腹になっていたこともあって,こちらは正直イマイチだったかな。鉄の胃袋を持っている人が羨ましい限りです。
寝具はエアウィーヴ。極上ベッドでおやすみなさ~い!
食後少しゆっくりとして,リラクシングウェアにお着替え。
座席に戻るとベッドが完成してました。寝具はエアウィーヴ製です。
ただ今の時間日本時間で22:50。CAさんに「何時に起こせばいいですか?」と聞いていただいたので,「5:00(現地時間)に起こしてください。」とお願いして眠りに就いたのでした。
到着前の朝食にはフミコの和食を
CAさんのお手を煩わすことなく,きっちり5:00ちょうどに勝手に目覚めました。ベッドの寝心地は申し分なかったけど,ロイヤルブルーティーを飲みすぎたせい(カフェインのせい?)で少し眠りが浅かったかな?
CAさんから「ご自身でお目覚めになられましたね〜。凄いですね〜。」とお褒めの言葉をいただきました(笑)
普段から目覚まし時計など使う必要なく起きるべき時にきっちり目覚めるし,時差ボケにもなったことのない変幻自在な体内時計が自慢の管理人であります。

「フミコの和食」
台の物
サーモンの洋風西京焼
帆立貝と雲丹醤
春菊
お椀
椎茸と炊き寄せ麩のお吸い物
御飯 香の物
朝食には「フミコの和食」をいただきました。ちなみにフミコってのは狐野 扶実子(この ふみこ)さんのこと。これまた超有名な料理プロデューサー監修というわけです。
食後にロイヤルブルーティーをいただく頃,外はちょうど夜明けを迎える時間帯。夜明け直前の青紫色の空がとても美しく,それを見たくてA列の座席をアサインしたのは大正解でした。
シドニーに到着
あっという間に最終の着陸態勢に入ります。
そして7:02にSydney(Kingsford Smith)Airport(キングスフォード・スミス国際空港)に着陸したJL771便。24番ゲートに入り,夢のような時間も終わりの時を迎えたのでした。
フライトログ
- 搭乗開始時間:19:09
- ドアクローズ:19:32
- 離陸時間 :19:53
- 着陸時間 :07:02
- 降機時間 :07:12
- 搭乗時間 :09:40(ドアクローズ~ドアオープン)
あっという間の9時間40分でした。
まとめ
昨年のANAに引続き2年連続となったファーストクラスへの搭乗は,当然のごとく至福の時間でした。141万円も払って乗ることはできないけれど,10万マイルで済むなら何度だって乗りたいですね〜。
ANAファーストクラスとの比較も含めた詳しい感想は,復路もファーストクラス(JL772)だったので,その記事を書いてからにしたいと思ってます。
「キングスフォード・スミス国際空港でOpal Card&豪ドルを入手し市内へGo!【シドニー旅行記Vol.4】」に続く。
ちなみに,これからの旅行記の目次はこちら↑↑↑にまとめていく予定です。