江戸前寿司の老舗『吉野鮨本店』でにぎりずしの幸せランチ!【中央区日本橋】

      2016/10/14

東京出張メシ。今回は江戸前寿司!

ゴールデンウィークの終わった週は,東京への1泊2日日程の出張が平日に2度続くという慌ただしい1週間。

シンガポール旅行記の連載中ながら,都合上,2度続いた出張の前半の出張メシの話を先に記事にしときます。

とある重要な打合せのために前日入りした管理人。前夜は学生時代の友人F男と四谷で2人飲み。よく考えると彼の職場は日本橋。たまたま直近に行った『お多幸本店』の「とうめし」の話題となり,その延長で日本橋界隈の美味しいランチのお店をいくつか教えてもらうというごくごく自然な展開に。

お江戸と言えば蕎麦に天麩羅,そして鮨。今回は,友人に教えてもらったお店の中から江戸前寿司の名店に潜入してきたので,その模様をブログ記事にしますね。

日本橋の老舗『吉野鮨本店』

江戸前寿司の総本山とも言われる老舗中の老舗

外観@日本橋吉野鮨本店

『吉野鮨本店』

丸の内での超重要な打合せを成功裏に終え,意気揚々と1人打ち上げに選んだお店は,日本橋高島屋の裏通りに佇む『吉野鮨本店』

リサーチしてみて吉野鮨本店があまりにも有名な鮨屋であることに驚きました。創業は明治12年(1879年)。江戸前寿司の総本山とも評される老舗中の老舗なんだそう。

トロはこちらが発祥

トロ握りを考案したのも此方のお店。それまでは傷みやすい上に脂が多く,廃棄処分されることの多かった鮪の腹身の部分を初めて提供し,大ヒットさせたのが吉野鮨本店なんだそうです。

老舗の暖簾をくぐる

12:30過ぎにお店に到着。昼時には並ぶと聞いていたものの,引き戸を開けて老舗の暖簾をくぐると,幸いなことにカウンター席の隅っこに通されました。そんなに広くない店内は,高島屋での買い物を終えた奥様方,何やら接待されている様子の外国人,私と同じくお一人様の40代のビジネスマンなどで9割方の客の入り。

いかにも老舗の鮨屋とお高くとまった感は微塵も感じられず,客たちはビールや日本酒を片手に鮨を頬張り楽しそうに談笑中。かと言って決して騒がしいわけでもなく,そこはさすがの日本橋。店と客が織りなす独特の空気感がとても心地よい店内です。

お手許の箸袋には「江戸に生れて 東京で育ち いまじや 日本をにぎりずし」と老舗の矜持を語るにはこれ以上ないと思われる粋な言葉。

ランチメニュー

ランチのメニュー。

  • にぎりずし 1,500円
          2,000円
          2,500円
          3,000円
  • とろにぎり 5,000円
  • ちらしずし 1,500円
          2,000円
          2,500円
  • 鉄火重   2,000円
  • とろ鉄火重 4,500円

いずれも税抜。赤だしは別途200円。

ちらしずしや鉄火重も気になるところながら,初訪問なのでにぎりずしの一択。にぎりずしは1,500円から500円刻みで4種類。量やネタの違いらしいのですが,イマイチ違いがよく分からないまま,2,500円のにぎりずしを注文することに。

丸の内から日本橋まで歩いて来ると汗ばむ陽気と,重要な打合せが成功裏に終わった安堵感で,ビールを飲みたい気分ではありますが,グッと堪えてノンアルコールビールを頼むことに。

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オススメ!お値打ちと言う他ないにぎりずし(2,500円)

まずはノンアルコールビールが凍ったグラスとともに運ばれてきます。グラスの冷え具合が嬉しい。

にぎりずし@吉野鮨本店-1

「にぎりずし(2,500円)」

程なく「にぎりずし」(2,500円)もカウンター越しに供されます。寿司下駄の上に乗せられたのは鮪,中トロ,穴子,車海老,玉子,鰹,イクラなどにぎりが10貫と巻物が3種。

にぎりずし@吉野鮨本店-3

どのネタも江戸前らしい仕事が施されて,煮切りやツメが塗られたにぎりはうっとりするような美しさ。特に車海老の艶やかさと言ったらこの上ない!

にぎりずし@吉野鮨本店-4

海苔も直前に炙られたものか,パリッとしていてその佇まいたるや凜とした風格。

食べる順番など気にせずに,早速いただくことに。

寿司酢は砂糖を加えずに赤酢と塩だけで調合されているそう。少し硬めのシャリと寿司酢の塩梅がバッチリ好みのもの。

ネタは抜群に素晴らしい何かあった訳でもないのに,相当高い満足度。

個人的に秀逸だと感じたのは穴子でしょうか。口に入れた瞬間にほどけるような柔らかさ,そして長年に亘って煮詰められ旨味が濃縮したツメ。日頃,美味しい穴子を食べる機会の少ない私にとっては,過去最高に美味しい穴子でした。

まあ,この立地にこの雰囲気。そしてこの値段で提供されるランチタイムのネタにつべこべ言っちゃ駄目でしょうね。

それにしても,これで2,500円とは超お値打ちと言う他ありません。参りました!!

まとめ

お江戸と言えば蕎麦に天麩羅に寿司。中でも高級過ぎるし,おひとり様には向かないと勝手に思い込み敬遠してきたキライのあった鮨屋。

そんな中,初訪問となった今回の『吉野鮨本店』は,ノンアルコールビールとにぎりずしで3,132円のお会計。頗る良心的な価格で,しかも老舗ならではの雰囲気も完全に好みのもの。

ここを基準に鮨屋巡りをするのもよし。再訪して次回はビールとともに嗜むのもよしですね。まずは夜に再訪するのが先でしょうか。

いや~,それにしても大満足で幸せランチでした。ご馳走様でした!

DATA of『吉野鮨本店』

  • 住  所:東京都中央区日本橋3丁目8番11号 政吉ビル1階
  • 電話番号:03-3274-3001
  • 定休日 :日曜,祝日
  • 営業時間:【月〜金】昼 11:00~14:00(LO)/夜 16:30~21:30(LO)
         【土曜日】11:00~14:00(LO)

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