『かね春』高知市内の鰻屋で人気No.1の有名店を初訪問!【高知市春野町】
ついに『かね春』に行くタイミングが訪れた!
つい先日,大阪の『美味鰻彩 うな次郎』で皮がパリッと身はフワッととろける絶品うな重を食べたばかりの管理人。
その時の記事でも少し触れたのですが,鰻が大好物ながらも,鰻の本場愛知で,本当に皮目がパリッとした香ばしい鰻の美味しさを知ってしまってからは,あまり高知の鰻を食べたいと思わなくなってしまっていた管理人。妻が鰻が好きじゃないってのもあって,余計に足が遠のいてしまってました。
それに,平日のランチに食べるにはちと高いし,時間もかかり過ぎる。かと言って週末は家族でランチすることが多く,鰻を食べに行く機会がなかなかなかったというのも一因。
『美味鰻彩 うな次郎』で久しぶりに美味しいうな重を食べたので,これを機に食べ比べてみるのもいいかと思っていた矢先,この週末は妻が娘を連れてお泊りにお出かけしていなかったので,もう「このタイミングで行くしかない!」ってな感じの『かね春』初訪問なのであります!
高知市春野町にうなぎの名店あり!
皮がパリッと
高知市春野町にうなぎの名店かね春ありとの情報は,ずいぶん前から聞いて気になってはいたものの,「高知×うなぎ×パリッ」の最後の砦として何年も温めてきたお店なのです。
食べログでのクチコミのタイトルをざっと拾ってみたところ,
- 皮がパリッパリで身はとろっ♪
- うなぎってこんなにパリッとなるもんなんですか?!
- パリッと焼き上げられた美味しい鰻!
引用元:http://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000409/dtlrvwlst/
こんな感じで「皮がパリッ」のオンパレードです。こりゃ期待が高まる~!
『かね春』の人気ぶりにまずは驚き!

『かね春』
万全を期して10:40ちょっと前に『かね春』に到着。
店の前にまだ車が1台しか停まってなかったものの,開店20分前の時間で既に先客があるのに驚きました。
直後に1台の車がやって来て,1人の男性が店の前に降り立ち何やら書いている様子。どうやら名前を書いて待つ仕組みらしい。しまった!
慌てて私も名前を書きに行くことに。確認したところ,名前と人数と車のナンバーを書いて待つことになるようですが,既に4組17名(5人,3人,8人,1人)の先客があることが判明し,またまた驚き!マジっすか??
その後も続々と車が押し寄せ,開店前に結構広い駐車場もほぼ満車という状況。凄い人気ぶりです。
開店と同時に満席の店内
待つ事20分,辺りに鳴り響くチャイムの音と同時に暖簾が掛けられ開店。ようやく待ちに待った入店。
入り口には「本日の鰻は鹿児島産です」と書かれた張り紙。
建物の外観から想像するよりも,思った以上に広い店内ながら,当然のごとく開店と同時に満席です。
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うなぎ料理かね春のメニュー
当方おひとりさまなもので,遠慮気味にカウンター席に座ってまずはメニューのチェック。
うな丼,うな重,定食のお品書き

お品書き
- かね春(並) 1,450円
お櫃型丼 鱧吸い - かね春(上) 2,100円
お櫃型丼 鱧吸い - かね春定食 2,450円
蒲焼き 茶碗蒸し - うなぎ丼 2,500円
鱧吸い - うな重 3,100円
茶碗蒸し 肝焼き - 蒲焼定食・梅 3,400円
鱧吸い う巻き 肝焼き - 蒲焼定食・松 3,700円
茶碗蒸し う巻き 肝焼き
※各々「うざく」,「一口茶そば」,「フルーツ」,「香物」付き
※ごはん大盛り110円増し
一見違いの分かりづらいメニューながら,基本は「かね春(並)1/2尾→かね春(上)3/4尾→うなぎ丼1尾」といった具合に鰻が増量されるらしい。うな重は1尾強の鰻が使用されているとのこと。
一品料理,飲み物のお品書き

一品料理・お飲み物
裏側は一品料理のお品書き。お持ち帰り用の「うなぎ弁当」ってのもあるんですね。
オープンを待ち侘びた大勢の人が一気に入店するものだから,注文するのにも時間がかかります。1組1組名前を確認しながら,私のところに辿り着くまで約5分。
オーダーは「うな重」(3,100円)
カウンター席から焼き場を眺めつつ待つ時間も楽しい!
注文を終えると,あとは鰻の焼き上がりを待つばかり。
カウンター席からは,ガラス越しに焼き場の様子が伺えて,待ち時間も苦になりません。
2枚の焼き網に挟まれた鰻は1セットで5~6尾といったところ。それが×3セット。2台の焼き器の上で順に手際よくひっくり返したり,秘伝のタレを柄杓ですくってかけたり,そして時には休ませたりしつつ焼き上げているのを観察するのは思いのほか楽しいものです。
待つこと25分の「うな重」
そして注文を告げてから待つことおよそ25分。ついに私のお膳が運ばれてきました!

「うな重」
オーダーしたのは「うな重」(3,100円)!
その脇を固めるのは,どのメニューにも付属の「うざく」「一口茶そば」「フルーツ」「香物」の他に,「茶わん蒸し」と「肝焼き」。
うな重のアップ〜♬
白米の上に贅沢に敷き詰められた蒲焼は,飴色の輝きを放っていて見るからに美味しそう。食欲をそそる光景ですよね~♬
「タレはかかってありませんのでお好みでタレと山椒をどうぞ」とのこと。
まずはタレをかけずにそのまんまいっただきま~す!
あれ?期待に反して,皮目は全然パリッとしてないしてないし,身もフワッとしてない。
でも!でもでもでも~!!これはこれで美味しい。高知で今まで食べた中ではナンバーワンですね。焼き上げ時につけたタレだけで食べるせいもあってか,全体的にあっさりとしているし,薄目に敷かれた白米と鰻とのバランスがとてもいい感じです。
お吸い物代わりの「茶碗蒸し」

「茶碗蒸し」
ところで,此方のお店のうな重には,定番の「肝吸い」ではなく「茶碗蒸し」が付属。そもそもメニューに「肝吸い」がなく,代わりになるものとしては「鱧(はも)吸い」っていうあたり珍しい。
この「茶碗蒸し」が出汁が多く,食べ進むとどんどんほどけ,お吸い物のような感じになるちょっと独特なもの。最初は失敗したんじゃないかと早とちりしたのですが,どうやら“お吸い物代わり”の此方のお店自慢の特製「茶碗蒸し」だったという。言うなれば,「飲む茶碗蒸し」ってな感じのものでした。

「一口茶そば」「肝焼き」
これは「一口茶そば」と「肝焼き」。
タレをかけずに食べる方が好みの食べ方でした
さて,ちょうど半分食べ進んだうな重。そろそろ味に変化をつけてみることに。
卓上に置かれたタレと山椒。
ていうか,その瓶入りそのまんまの山椒はどうかと思う・・・。もはや鰻は高級料理の部類。山椒にはこだわってほしいところ。せめて瓶から出して別の器に移すくらいの配慮はあって然るべきと感じるのは私だけではないはず。
少しトロミがあるものの,高知の中では比較的さらっとした部類のタレは,個人的には少し甘ったるく感じ,タレをかけずにいただいた方が好みのものでした。
敢えてタレをかけずに供される『かね春』のうな重ですが,好みの問題もあるでしょうが,蒲焼そのものの美味しさを味わってほしいとのお店の自信とこだわりの証なのかもしれないと,妙に納得したのでした。
まとめ
1週間のうちに2度も鰻を食べるという暴挙に出てしまいましたが,両店で食したうな重が奇しくも同じ値段だったこともあって,『うな次郎』の美味しさが際立つ結果になってしまった感は否めませんね。
とは言え『かね春』のうな重も,高知で今まで食べたどの鰻よりも美味しかったので,それはそれで収穫。再訪もありですね〜。
ただ,個人的には茶碗蒸しにも肝焼きにも心踊らなかったので,次回は「かね春(上)」もしくは「うなぎ丼」かな〜などと思った次第。そういえば『うなぎ処 福』にも行ってないんだった。
DATA of うなぎ炭火焼専門店『かね春』
- 住 所:高知市春野町芳原2569番地1
- 電話番号:088-841-6650
- 定休日 :木曜日,第2・第4金曜日
- 駐車場 :店舗前に多数有り
- 営業時間:昼 11:00~14:30/夜 17:00~20:00
- ホームページ:http://kaneharu.info/