久々にいただく神田司町『八ツ手屋』の天丼。これはもはや文化財の域。一度は行ってみるべし!

      2015/03/20

『蕎麦 流石』で人生初のMichelin店を満喫した翌朝。目覚めた瞬間から,今日のお昼は何にしようかと考えてた食いしん坊です。

「ミシュランガイド東京」掲載店を初訪問!東銀座の『蕎麦 流石』で”流石”なお食事。

やっぱりお江戸らしいものが食べたい!

何せ久しぶりの東京出張。どうせなら東京らしいものが食べたいのです。お江戸と言えば,「蕎麦」に「寿司」に「天ぷら」。蕎麦は昨夜食べたし,寿司を昼からって気分にはならない。美味い魚なら高知でいくらでも食べられるし。となると,天ぷら。「そうだ!天丼だ!」

天丼で真っ先に思いついたのは神田の『八ツ手屋』

大正から昭和初期を思い起こさせる建物。

外観@神田の天丼「八ツ手屋」

神田駅から歩くこと5分少々。11時過ぎにお店に到着。中々の年季を感じる建物の風情。
もともと『八ツ手屋』を知ったのは,ANAの機内番組だったか,JALの機内誌だったか。それを見て初めて行ったのが確か3~4年前のこと。好きな作家である浅田次郎が,「たまげるほど美味い!」と評したらしい。そういえば浅田次郎は,JALの機内誌に連載をしている。ということはそれを見て知ったのか。。。この辺りの記憶が怪しい。。。

お品書き。

お品書き@神田の天丼「八ツ手屋」

お店の外に掲げられた「お献立」を確認。少し値上げがされてる様子。消費税増税もあったことだし,しようがないですね。

  • 天丼弁当   680円
  • 天丼 中   750円
  • 天丼 上  1,050円
  • 天重箱   1,400円
  • 天ぷら定食 1,750円
  • 天ぷら   1,550円

注文の仕方が少し変わってます。

さて,店内へ。どうやら1番乗り。

店内@神田の天丼「八ツ手屋」

ここは注文の仕方が少し変わっています。店に入ると,「食券制です」と言われます。この勘定場で支払いをするのだけれど,“食券”が渡されない。。。???

「天丼 中」 750円。

天丼中@神田の天丼「八ツ手屋」

食券を購入(?)してから待つこと10分ほど。「天丼 中」の着丼!!。
胡麻油の香ばしい香りと,黒い丼つゆの色が食欲を刺激します。水菜と素麺のお吸物と沢庵も付いてきます。天ぷらは,海老が2本と烏賊と玉ねぎのかき揚げという構成。

いざ実食!!

天ぷらはサクサク系ではなくて,ねっとりとしてる感じ。丼つゆは結構甘目。どちらかと言えば,個人的な好みとは正反対な方向性。胡麻油がガツンと効いてるのはいい感じ。お味として,抜群に美味いかと言われたら,そんなことはないんです。でも,高知在住の私が通うこと3回目。お味だけじゃない不思議な魅力を感じるお店なんですよね。
創業は大正3年とのことなので,創業してから100年を超える歴史あるお店ってことになりますね。建物や店員さんからも感じるそういった風情も好きなのかもしれません。

まとめ

素材も調理法も洗練された1杯3,000円を超えるような天丼を出す店もたくさんある中,750円でボリューム満点の天丼が食べられる『八ツ手屋』さんは,庶民としては貴重。これからも100年単位で続いていってほしいものです。そんな庶民的文化財的なお店でした。ここの「天丼」は,お江戸のB級グルメ!!一度は行ってみる価値あると思います。CPも高いしね。

DATA of 『八ツ手屋』

  • 住  所:東京都千代田区神田司町2-16
  • 電話番号:03-3256-6630
  • 定休日 :土曜日・日曜日・祝日
  • 営業時間:11:00~14:00

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